2010年03月12日
国鉄C56形蒸気機関車
C56形蒸気機関車(C56がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が製造した軽量小型テンダー式蒸気機関車である。愛称はシゴロク、またはポニーである。
1872年(明治5年)以来続いた鉄道の建設も、主要幹線の整備の目処が立つと、政治的圧力を背景に輸送需要の大きくない閑散支線区の建設促進へと移行していった。
当時こうした線区での蒸気機関車は、幹線の需要増大に対応できずに幹線から撤退した旧型機、雑多な旧式輸入機が充てられていた。しかし、幹線と支線との需要落差が広がると、幹線用機関車は旧型機であっても大き過ぎて支線へ転用不可能となることと、輸入車両の老朽化・部品確保困難に起因する整備費用増大が見込まれた。
そこで昭和初期に至って、閑散支線に最適化された、軽量小型で保守の容易な機関車が計画されることとなった。上記のとおり本線より著しく低規格な簡易線には、大型機関車は入線できない。このためまず短距離線区向けには1932年にタンク式のC12形が開発された。軽量で前後進容易な小型機である。
しかし比較的長距離の線区では、C12形では航続距離が短く運用に適さない。このためC12形から水槽と炭庫をはずし、テンダー式に設計しなおされたのがC56形で、両形式は共通部分の多い系列設計となっている。これは制式蒸気機関車系列化の先輩であるドイツにおいて支線区向けに設計された、64形タンク機と24形テンダ機の設計手法を参考にしたと思われる。両形式は形態もC12形、C56形にそれぞれ酷似している。
当時は簡易線には、転車台が設置されている箇所が少なかった。C12形はタンク機関車のため、バック運転は容易にできるが、C56形はテンダー機関車のため後方が見にくくならないよう、テンダー側面を大きく欠き取って後方視界を確保したスタイルが特徴的である。しかし、実際にはC12形と異なり従輪がなく、バック運転時の走行特性が著しく低下してしまった。これが原因で脱線が多発したため、低速での入換を除けばバック運転はほとんど行われなかったといわれている。
鉄道省向けとしては、1935年(昭和10年)から1939年(昭和14年)までの間に160両が製造されている。製造メーカーは川崎車輛、汽車製造会社、日立製作所、日本車輌製造、三菱重工業の各社である。この他に、樺太庁鉄道向けに4両、民間向けに1両が製造されている。
1872年(明治5年)以来続いた鉄道の建設も、主要幹線の整備の目処が立つと、政治的圧力を背景に輸送需要の大きくない閑散支線区の建設促進へと移行していった。
当時こうした線区での蒸気機関車は、幹線の需要増大に対応できずに幹線から撤退した旧型機、雑多な旧式輸入機が充てられていた。しかし、幹線と支線との需要落差が広がると、幹線用機関車は旧型機であっても大き過ぎて支線へ転用不可能となることと、輸入車両の老朽化・部品確保困難に起因する整備費用増大が見込まれた。
そこで昭和初期に至って、閑散支線に最適化された、軽量小型で保守の容易な機関車が計画されることとなった。上記のとおり本線より著しく低規格な簡易線には、大型機関車は入線できない。このためまず短距離線区向けには1932年にタンク式のC12形が開発された。軽量で前後進容易な小型機である。
しかし比較的長距離の線区では、C12形では航続距離が短く運用に適さない。このためC12形から水槽と炭庫をはずし、テンダー式に設計しなおされたのがC56形で、両形式は共通部分の多い系列設計となっている。これは制式蒸気機関車系列化の先輩であるドイツにおいて支線区向けに設計された、64形タンク機と24形テンダ機の設計手法を参考にしたと思われる。両形式は形態もC12形、C56形にそれぞれ酷似している。
当時は簡易線には、転車台が設置されている箇所が少なかった。C12形はタンク機関車のため、バック運転は容易にできるが、C56形はテンダー機関車のため後方が見にくくならないよう、テンダー側面を大きく欠き取って後方視界を確保したスタイルが特徴的である。しかし、実際にはC12形と異なり従輪がなく、バック運転時の走行特性が著しく低下してしまった。これが原因で脱線が多発したため、低速での入換を除けばバック運転はほとんど行われなかったといわれている。
鉄道省向けとしては、1935年(昭和10年)から1939年(昭和14年)までの間に160両が製造されている。製造メーカーは川崎車輛、汽車製造会社、日立製作所、日本車輌製造、三菱重工業の各社である。この他に、樺太庁鉄道向けに4両、民間向けに1両が製造されている。
Posted by 電車 at 12:52│Comments(0)│TrackBack(0)
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